第1セット
第1セット、先手を奪ったのは錦織だった。速いゲーム展開の中で、第5ゲームのワンチャンスを生かした。ダブルフォールトをきっかけにラリー戦を制してブレークに成功。立ち上がりはワウリンカのミスが目立ち、得意のバックハンドのウィナーも0という段階で、ショットの安定している錦織が先行した。
第2セット
第2セット、いきなり第1ゲームをサービスブレークしたが、動きは鈍く、ショットのミスが徐々に増えてくる。得意であるはずの長いラリーでのポイント数がセットを追うごとに減り始め、その分をネットプレーで補う流れに持ち込んだ。第4ゲームでブレークバックされはしたが、惜しまれたのは第7ゲーム。ここで40−0のチャンスを逃すなど、このセット8度のブレークポイントで1度しかブレークできなかった。逆にワウリンカは第12ゲームに、このセットで3度目のブレークポイントを生かし、セットカウント1−1に追いついた。
第3・第4セット
第3セットは立ち上がりから攻勢に転じ、一気に4−1まで持ち込んだ。一方の錦織は、第6ゲームの15−40という窮地を持ち堪えると、渾身の力を振り絞って第7ゲームにブレークバック。さらに第9ゲームには、錦織がブレークチャンスをつかんだ。しかし、雨により屋根が閉じられたことは、サーブ力のあるワウリンカに有利に働いただろう。時速200キロ超のサーブポイントで危機を脱出すると、続く第10ゲームで決着をつけた。
そして第4セットは自分のサービスゲームを1ゲームしかキープできずに力尽きた。
そして第4セットは自分のサービスゲームを1ゲームしかキープできずに力尽きた。
*第3・第4セットの動画は操作ミスにより録画できませんでした・・すみません!