第4セット、スピーカーからの轟音が流れを変えた!
第5セット、まさかの40-0ブレイクも気持ちを切り替え、見事な勝利!
錦織の強い精神力と成長を感じる試合でした!







第4セット
 第3セットを取ったことで徐々にマりーの調子が上がってきて、ラリーで錦織を押す状況になってきた。そして迎えた1-1から錦織サービスの第3ゲーム、30-40でマレーがブレイクポイントを握る! ラリーが続く中で、マリーのダウンザラインが決まりブレイクか!・・・と思った瞬間(正確にはマリーがダウンザラインを打つ前ですが)、スピーカーから大音量の轟音を響き渡った。動画9分50秒過ぎ、轟音がしっかり聞こえます。そして審判は中断リプレイの指示! 錦織は審判の声で追いかけるのを止めていたので、そのショットが決まったかどうかはわからないが、でもおそらく決まりそうなほどのコースであった。これをリプレイとされたことに対しマリーの怒りは収まらず、審判にクレイム! さらにこのセットをブレイクできずキープされ、そこから精神的にいらだちが収まらず、次の第4ゲームをブレイクされ、錦織の一方的展開となった。
 マリーには不運な展開で、錦織には幸運な事件であったが、そのようなイレギュラーなアクシデントもツアーにはよくあること。そこでの精神力も試合では必要になるのは、マリーもわかっていて、試合後、「チェンジエンドの後、自分のプレーが乱れてしまい、反対に彼が波に乗って4-1となったのは確かだ。」「だけど、その後については音のせいじゃない。自分がリードしていた場面で、いくつかサーブをミスしてしまった。」と敗因を分析した。
 いずれにせよ、錦織は大きな第4セットを手に入れ、同時に試合の流れも引き寄せた!

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第5セット
 さあファイナルセット! するといきなり最初の第1ゲームをブレイク!(実は第4セット終了後、私のPCが落ち、あれこれしていたためこの部分は見ておらず、動画もありません。すみません。)
 相変わらずマリーはストロークが乱れたままであるが、徐々に持ち直し、第4ゲーム錦織のミスも重なりブレイクされる。こうなると百戦錬磨、準決勝や決勝という大舞台で経験を積んだマリー優位かと思われたが、錦織も精神的に非常にタフで、ここで第5ゲームを再びブレイク!ようやく勝利が見えてきた!
 第8ゲーム、錦織サーブで簡単に40-0まで行くが、ここで次のポイントが、中途半端なショットでエンドアウト。次のポイントはラリーをネットにかけUE。そして、次はエンド深くのボールをどうにかマレーが返しただけの浮いたゆるいボール、これをまさかのボレーミス! このゲームこのままずるずると落とす。錦織もここはかなり落ち込んだと言っていたが、反省は試合後でとりあえず次のゲームに集中したという、精神力の強さが勝利へとつながっていった!(見ている観客はそんあことわからないので、かなり落胆し、失望感があった場面!)
 その後、錦織の言うように気持ちがしっかりとリセットされており、引きずらずにそれまで同様のテニスができており、しっかりとキープ! これが逆にマリーのぷ列車にもなったのだろう、第11ゲームにマリーがデュースからダブルフォルトを犯し、錦織が攻め込み、ブレイク!
 そして迎えた第12ゲームは、最初のポイントを落とした時は少しあせりましたが、後はしっかりと無難にポイントを取り、なんとマリーに勝利! すばらしい精神力でした!

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ちょっと疲れたのとゆっくり勝利の余韻も味わいたいので(笑)、所感雑感は機会があればまた別に書きたいと思います!

とりあえず良かった!!!!!!

うれしい!!!!!!!!!!!