第1セット
立ち上がりの錦織の動きは非常によかった。第1セットの第1ゲームのマリーのサービスゲーム、いきなり0-40でブレイクポイント3回奪うが、ここでブレイクできず。これ以降、錦織の積極性がすこし影を潜め、徐々にマリーに主導権を握られる。
第3ゲームでマレーがテンポよくラブゲームキープすると、次の第4ゲームで錦織のセカンドを厳しいコースにしっかりとリターンし、ついにマレーが先にブレイク!ブレイクされた瞬間、少し頭を抱える錦織が印象的だった。
さらに、これ以降は錦織のUEが目立ち始め、思うようなプレーができずに、あっさりと第1セットは6-1でマレーがとった。
第3ゲームでマレーがテンポよくラブゲームキープすると、次の第4ゲームで錦織のセカンドを厳しいコースにしっかりとリターンし、ついにマレーが先にブレイク!ブレイクされた瞬間、少し頭を抱える錦織が印象的だった。
さらに、これ以降は錦織のUEが目立ち始め、思うようなプレーができずに、あっさりと第1セットは6-1でマレーがとった。
第2セット
第1セットの状態のままズルズルと行くかと思われたが、しっかり気持ちを立て直したようで、第1ゲームはしっかりと自分らしいプレーでキープ。一方マレーも第2ゲームは盤石なキープだったが、徐々に錦織の動きの良さが目立つようになる。
マレーサービスの第4ゲームでもしっかりと攻撃の姿勢を攻め30-30。ここでセカンドリターンをミスショットし、非常に悔しがる錦織、ただ動きの良さと、気持ちの強さがかなり前面に出ていて期待感が持てる。すると雨が降り出し、一時中断。数分で再開し、ここはマレーキープ。
第5ゲームは錦織の素晴らしいショットも見られるが、逆にイージー凡ミスUEもあり、最後は結局ブレイクされてしまう。ただ攻めてのブレイクなので前向きな印象であった。
そしてようやく第6ゲームで徐々にショットが噛み合いはじめ、ようやくマレーサービスをブレイク! さぁ、波に乗ってという瞬間、またもや雨。ここで審判が屋根を閉じることを決定し、20分ほど中断し、選手はいったん引き上げる。錦織の調子が上向いているときだっただけに、心配もあったが、この中断が実に効果的に作用し、錦織本人に集中力アップと、コーチからのアドバイスによる作戦変更などがあったようだ。またマリーのコメントによると、屋根を閉じて若干サーフェイスのスピードが落ちたようだ。
この後、お互いのキープが続くが、錦織の調子は確実に上向いていた。そして迎えたイーブンながら錦織5-4でリードした第10ゲーム、ナイスラリーやナイスリターンがあって見事にブレイクし、第2セットを6-4で取り返す!
マレーサービスの第4ゲームでもしっかりと攻撃の姿勢を攻め30-30。ここでセカンドリターンをミスショットし、非常に悔しがる錦織、ただ動きの良さと、気持ちの強さがかなり前面に出ていて期待感が持てる。すると雨が降り出し、一時中断。数分で再開し、ここはマレーキープ。
第5ゲームは錦織の素晴らしいショットも見られるが、逆にイージー凡ミスUEもあり、最後は結局ブレイクされてしまう。ただ攻めてのブレイクなので前向きな印象であった。
そしてようやく第6ゲームで徐々にショットが噛み合いはじめ、ようやくマレーサービスをブレイク! さぁ、波に乗ってという瞬間、またもや雨。ここで審判が屋根を閉じることを決定し、20分ほど中断し、選手はいったん引き上げる。錦織の調子が上向いているときだっただけに、心配もあったが、この中断が実に効果的に作用し、錦織本人に集中力アップと、コーチからのアドバイスによる作戦変更などがあったようだ。またマリーのコメントによると、屋根を閉じて若干サーフェイスのスピードが落ちたようだ。
この後、お互いのキープが続くが、錦織の調子は確実に上向いていた。そして迎えたイーブンながら錦織5-4でリードした第10ゲーム、ナイスラリーやナイスリターンがあって見事にブレイクし、第2セットを6-4で取り返す!
第3セット
錦織の調子が上がってきただけに期待があったが、なんと第1ゲームをいきなりブレイクされる。嫌な流れの中、錦織には動じない冷静な心があったのだろう、気落ちせず、次の第2ゲームをいいプレイの連続で逆にブレイク! これで勢いがついた!
マリーは押されっぱなしであるが、それでもどうにかキープを続け、そして第7ゲーム、錦織のDFにしっかりとつけ込み、ブレイク成功。これで流れがマリーに傾いたかと思い、第8ゲームも0-40となったところから、なんと大逆転のブレイク! 非常に冷静で心の強い錦織を見た。
しかし、強い心ではマリーも負けていない。なんとここでまた第9ゲームをブレイクし、さらに第10ゲームでは強力なサービスが大爆発し、キープ!
試合の流れが大きく左右に揺れたセットは、結局マリーが6-4で取った。錦織としては自分に流れが来た場面が多かったので、非常に残念。これでセットカウント1-2と追い込まれるが、動きそのものはよく、またラリーは互角以上に打ち合っているので、まだまだ期待感はあった。
マリーは押されっぱなしであるが、それでもどうにかキープを続け、そして第7ゲーム、錦織のDFにしっかりとつけ込み、ブレイク成功。これで流れがマリーに傾いたかと思い、第8ゲームも0-40となったところから、なんと大逆転のブレイク! 非常に冷静で心の強い錦織を見た。
しかし、強い心ではマリーも負けていない。なんとここでまた第9ゲームをブレイクし、さらに第10ゲームでは強力なサービスが大爆発し、キープ!
試合の流れが大きく左右に揺れたセットは、結局マリーが6-4で取った。錦織としては自分に流れが来た場面が多かったので、非常に残念。これでセットカウント1-2と追い込まれるが、動きそのものはよく、またラリーは互角以上に打ち合っているので、まだまだ期待感はあった。